2020年05月28日
美肌を作る、保つ、為には避けては通れない
「紫外線」についてお話していきます。
【紫外線による肌の老化】
肌の老化には
・年齢による老化
・紫外線による老化
の2つがあります。
一般的に年齢による老化と思われているお肌の変化の多くは、紫外線による光老化である事が多いです。
お肌の悩みに出てくる「シミ」は紫外線と深く関係しており、紫外線に多く当たってしまうと、
お肌の細胞に「メラニン色素」というものが生成されてしまいます。
そしてメラニン色素入りの細胞がターンオーバー(肌の生まれ変わり)で
はがれ落ちると、お肌は前の白さに戻るのですが、
「生成とはがれ落ち」のバランスが崩れると「シミ」になってしまいます。
その他にも、シワ、ざらつき、目の白内障、皮膚ガン・・・などなど
お肌だけではなく、健康まで害してしまう事もあります。
【紫外線の多い時間帯】
1日の中では、午前10:00~午後2:00の時間帯が最も多く降り注ぎます。
その4時間の間において、1日に降り注ぐ紫外線の量の半分以上が降り注ぐと言われています。
ですので、最も気を付けるべき時間と言えるでしょう。
【紫外線の多い季節】
ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、紫外線は真夏の8月ではなく、
6、7月にピークを迎えます。大体2月後半から4月にかけて強くなってきます。
紫外線は春から夏の半年間で、年間の総紫外線量の8割近くが降り注ぎます。
なにもしなければ「紫外線による肌の老化」は、
「年齢による肌の老化」と同様に進行した老化が若返る事はありません。
しかし、しっかりとした対策、ケアをする事でそれらは未然に防ぐことが出来ます。
【紫外線の種類】
①UV-A
②UV-B
③UV-C
①UV-A
私たちが普段浴びている紫外線の約90%以上がこのUV-Aで、1年中、雨、くもりなど関係なく降り注いでおり、紫外線の中では最も悪影響が少ないと言われています。
しかし、浴びた時には活性酸素(身体の酸化)発生させる力はUV-Bより強いと言われており、さらにお肌の真皮層(深い層)まで届き、お肌のハリや弾力性に大切な
コラーゲンやエラスチンといったものを切断し、シワ、たるみの原因(光老化)になってしまうので、美容的には悪影響を及ぼします。
②UV-B
UV-Bはオゾン層によって吸収されるため地上には届かないのですが、近年のオゾン層破壊により地上にも少し届いており、夏場の晴れの日には要注意です。UV-BはUV-Aに比べお肌の表皮層(浅い層)まで届きませんが、有害性はUV-Aの100倍~1000倍強いとも言われており、シミ、しわ、乾燥などにプラス免疫力の低下、目の白内障、
皮膚ガンなどの病気と深く関わっている事もわかっています。いわゆる「日焼け」はこのUV-Bが原因です。
③UV-C
UV-Cは紫外線の中で最も有害と言われていますが、UV-Bと同様オゾン層によって吸収されるため、地上には届いていないと言われています。ちなみに人工的にUV-Cを作り出し、殺菌灯として医療現場で使用されていますが、それほど強力な紫外線という事になります。
【日焼け止めの選び方】
SPFとは
大人が夏の日差しを浴びた場合、UV-Bによってお肌の日焼けが起きるまで通常平均で20分の時間がかかると言われています。
その20分という時間を何倍延ばす事が出来るのか、それがSPFの数字です。
例えば、SPF10なら、10倍=200分というわけです。日常生活では日に当たる時間は大体1時間以内だと思いますが、SPF20ぐらいが妥当だとされています。外にいる時間が長い人はSPF30以上を選ぶとよいでしょう。
PA値とは
PA値とは日本だけの基準で、UV-Aをどのくらいカットできるかを表しています。
PA+(やや効果がある)PA++(効果がある)PA+++(非常に効果がある)
となっています。
※SPFもPA値も高い方が効果的ではありますが、肌が弱い方は「肌荒れ」する可能性もありますので、皮膚科医に一度相談される事をお勧めします。
<h2【>紫外線によるシミ、シワに有効な成分(一例)】
①アルブミン
メラニン色素を合成する家庭に必要な酵素(チロシナーゼ)の働きを強力に阻害し、新しいメラニン色素の合成を抑えます。
②プラセンタ
お肌のコラーゲン、エラスチンの合成を盛んにする事によって真皮層を分厚くし紫外線の影響を受けにくくし、メラニン色素の生成を少なくする。
③ビタミンC誘導体
メラニン色素が合成されるには化学反応を伴いますが、その反応を還元する事でメラニン色素の合成を阻害します。また紫外線を浴びた後に生まれる活性酸素を除去します。
是非これから夏にかけて紫外線対策をして!
お肌の健康を一緒に保っていきましょう!
最後までありがとうございました!