2025年07月24日

なぜ肩が盛り上がって見えるの?
「どんな服を着ても肩幅が強調されて見える」
「写真に写ると肩がいかつく見えてしまう」
「なで肩に憧れるのに、なぜか肩に力が入っている」
このような〈いかり肩〉(医学的には上部僧帽筋の過緊張状態)のお悩みを抱える方は決して少なくありません。
いかり肩とは、肩が耳に近い位置まで上がり、首が短く見える状態のことです。この状態は見た目の問題だけでなく、慢性的な肩こりや頭痛の原因にもなります。
しかし、いかり肩は生まれつきの体型だと諦める必要はありません。適切な原因分析と改善方法により、理想的な肩のラインを手に入れることは十分可能です。
スマホ・パソコンの長時間使用
現代人の多くが1日6-8時間をスクリーンの前で過ごしています。
実際に、事務職員を対象とした調査では、
パソコンの利用時間は1日約6時間30分、
10代・20代では1日平均7.3~7.7時間のスクリーン時間が報告されています。
この長時間の前傾姿勢が、首を前に突き出し、肩を上げる姿勢を作り出します。
ストレスを感じると、人は無意識に肩を上げて身を守ろうとする反応を示します。
これは医学的に確認されている現象で、ストレス反応として交感神経が興奮し、
肩を上げる筋肉(僧帽筋上部)が常に緊張状態になります。
慢性的なストレスにより分泌される「コルチゾール(ストレスホルモン)」は、
筋肉の緊張を持続させ、回復力を低下させることが複数の研究で証明されています。
問題のある筋肉:僧帽筋上部(首から肩にかけての筋肉)
・過度に緊張して、常に肩を上げた状態を作る
弱くなっている筋肉:僧帽筋中下部・前鋸筋
・本来は肩甲骨を正しい位置に保つ役割
・これらが弱くなると、上部ばかりが働いてしまう
ストレスや緊張により呼吸が浅くなると、本来お腹で行うべき呼吸を肩や首の筋肉で補おうとします。この「胸式呼吸」が習慣化すると、肩を上げる筋肉を常に使ってしまいます。

目標:硬くなった筋肉をリラックスさせる**
すぐにできるケア
1.温める
・1日2回、15分間の温湿布
・お風呂でゆっくり肩を温める
・蒸しタオルを肩に当てる
2.簡単ストレッチ
・首を左右にゆっくり倒す(各30秒×3回)
・肩甲骨をくっつけるように背中を寄せる(10回×3セット)
・壁に手をついて胸を開くストレッチ
3.正しい呼吸法
・お腹で呼吸する練習(1日10分)
・4秒で吸って、7秒止めて、8秒で吐く呼吸法
・瞑想やリラックス時間(1日5-10分)
・軽い散歩
・十分な睡眠時間の確保
目標:弱くなった筋肉を強化する
1.肩甲骨寄せ運動
・両手を後ろに引いて肩甲骨を寄せる
・15回×3セット
・背中の筋肉を強化
2.Y字エクササイズ
・うつ伏せで両腕をY字に上げる
・10回×3セット
・弱くなった僧帽筋中下部を鍛える
3.壁腕立て伏せ
・壁に向かって立ち、腕立て伏せの動作
・10回×3セット
・前鋸筋(肩甲骨を安定させる筋肉)を強化
1.背骨の動きを良くする
・四つん這いで背中を丸めたり反らしたり
・背骨をねじるストレッチ
2.肩甲骨の動きを改善
・肩を大きく回す
・肩甲骨を八の字に動かす
目標:日常生活で正しい姿勢を維持する
1.正しい座り方
・骨盤を立てて座る
・モニターは目線の高さに
・1時間に1回は立ち上がる
2.効率的な作業環境
・肘の角度が90度になる椅子の高さ
・キーボードとマウスの適切な配置
・ウォーキング(週4回、30分)
・水泳(全身のバランス改善)
・ヨガ・ピラティス
・週2-3回の全身トレーニング
・肩甲骨周りの筋肉強化を重視
■職場環境の最適化
・モニターの位置:上端を目線の高さに
・椅子の高さ:肘角度90度を保つ
・定期的な休憩:1時間に1回のストレッチ
■睡眠環境の改善
・枕の選択:首のカーブを支えるもの
・寝る姿勢:横向きの場合は肩の負担を軽減
・規則正しい睡眠時間
■ストレス管理
・リラックス時間:定期的な息抜き
・趣味の時間:好きなことをする時間の確保
・人とのつながり:家族や友人との時間
いかり肩は、現代のライフスタイルが生み出す問題ですが、正しい理解と段階的なアプローチにより改善は十分可能です。
成功のための3つのポイント
肩のボリュームを抑え、美しい肩のラインを手に入れることは、見た目の改善だけでなく、健康な身体機能の回復にもつながります。
今日から始められる小さな改善の積み重ねが、理想的な肩のラインへの第一歩となります。焦らず、確実に、あなたも自信を持てる美しい姿勢を手に入れませんか?
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